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2007年09月08日

まあちゃんのながいかみ

まあちゃんのながいかみ (こどものとも傑作集) (単行本)
高楼 方子 (著)



商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介
髪の短いまあちゃんは、友達に髪をずうーっとのばすよといいました。「へえ、どれくらい?」ときかれて、まあちゃんの想像の世界が広がっていきます。ユーモアに富んだ絵本。


レビュー
’ワカメちゃん’ヘアのまあちゃん。
ロングヘアが自慢のみいちゃん、はあちゃんを横目に、どんどん空想が広がって…。
たかどのほうこさんの本なら、間違いなく面白いですね。
シンプル&レトロ風なタッチでいて、夢の中のような急な場面展開を、違和感なく
見せてくれる所が本当にお見事。フォントの選び方も◎。

「まあちゃんのすてきなエプロン」(こどものとも年中向き133号)も探してみて。


読み応えのある絵本というとストーリー性の高いものになりがちな我が家ですが、この本は違いました。
単純にまあちゃんの空想にクスクス笑えます。絵も工夫がしてあり、内容とマッチ。
親子揃って、単純に面白くって笑える絵本がこんなに良い物とは!開眼でした。


まぁちゃんの髪の毛が洗濯紐になっているとき、まあちゃんが読んでいる本が、「どろんこハリー」なんですねぇ。絵本の中にお気に入りの「どろんこハリー」を読んでいるまあちゃんを見つけた女の子が大喜び。
そんな素敵な絵本です。


今髪を伸ばしてる人いる?
じゃあ、こんな本はどうでしょう?という感じで読み聞かせに使います。
髪が長くなったらあんなことやこんなことをするんだと熱く語るまあちゃん。
横長の本だけど、縦長に読ませたり・・・
ページいっぱいに広がる楽しいまあちゃんの空想。
でもあれだけ髪が長かったら本当にできるかも?
子供だけでなく大人もなんだか童心に帰って楽しめます。
細部までいろいろ書き込まれた絵の中にいろいろ探すのがまた良いんです!
幼稚園のお子さんから小学校中学年くらいまでの読み聞かせにもうけること間違いなしです。


まあチャンは,負けず嫌い。女の子ってなぜか髪の毛の長さを
競争してしまう。どっちが長いかしらなんてやっているお友達の会話に
まあちゃんが...私なんかもっともっとのばすもんねー。という話になり、
髪が長くなったら、パーマにして鳥を住ませてあげるとか、洗濯物を
ほしちゃうとか、すごい想像の話になり。そんなまあちゃんがとてもとても
かわいくて、女の子らしいなあと思いました。
我が家の娘も髪の毛を伸ばしています。そのうちまあちゃんの話
なかみたいにながーくながーくなる日を夢みて。


まあちゃんとふたりのお友達の会話で進められていく、まあちゃんの素敵な空想の世界。おかあさんのやさしくあったかい声でゆったり読んであげたい一冊です。小学校の本の読み聞かせでも、ほのぼのとした子どもの反応があります。表紙もまあちゃんのお下げがヘビみたいにぐるぐるなっていて、一ページ一ページ絵にもお楽しみがあります。


ニックネーム momo at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供読み聞かせ絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月05日

しんせつなともだち

しんせつなともだち (こどものとも傑作集) (単行本)
方 軼羣 (著), 君島 久子 (翻訳), 村山 知義


商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介
食べる物のない雪のある日。1つのかぶが、うさぎからろばへ、ろばからやぎへと、友達への思いやりの心をのせて届けられていきます。ぐるぐる話の傑作です。



レビュー
幼稚園時代に出会った絵本ですが、30を過ぎたいまでもよく覚えています。とても心温まる本でした。優しい気持ちを貰いました。子どもの頃はおなかがすいている状態で食べ物をもらえるととても嬉しかったのでよくわかりましたね。とってもいい絵本です。オススメします!!


やさしさに溢れている絵本です。
みんな十分な食べ物はないけれど、友達は大丈夫かなと思う思いやり。カブ1つとともに、友達を思う気持ちがたくさん溢れていています。
暖かい思いやりとやさしげな絵が冬の夜を暖かくしてくれること間違いなしです。


本書刊行の事情について何も知らないままに言うのだが、この絵本には不思議なところがある。だって翻訳絵本と言えば普通は絵も原著のものを使うでしょう?
 Web上で私が調べた限りでは、原著は1965年に中国で出版された“A Returned Turnip”だそうだが、本書の初版が刊行されたのも1965年4月(本書の書誌データに出版年1987年とあるのは、再刊)で、ほぼ同時。原著に絵はあったのか? なぜタイトルが英語なのか?
 作者のファン・イーチュンは1914年に蘇州で生まれ、元は中国の少年児童出版社の編集者だったらしい。そして朝鮮戦争時の野戦病院での実話(傷病兵たちがリンゴを譲り合った)をヒントにこの物語を書いたという説がある一方、中国の民話の再話という説があり、物語内容から見て民話説も捨てがたい。しかもポール・フランソワ『ゆきのひのおくりもの』という、本書とほぼ同一内容の絵本(邦訳あり)があって、絵まで似ているようだ。
 で、その絵だが、村山知義の作画。この人は1901年生まれ。東大中退後、1922年からベルリン遊学。帰国後は表現主義美術運動の紹介者となる一方、プロレタリア文学運動に参加し、1930年に治安維持法で逮捕。戦後は主に演劇界を活躍の場としたようだが、絵本なども含む多くの絵画作品を残している。
 そういうわけで、本書には思想的背景の存在が濃厚に感じられる。ただし思想で割り切るには、村山の絵はあまりに魅力的。本書の魅力の大半が、絵の力によるのは確かだと思う。


『最近うちの子は、文字が少ない絵本(ページに数行)を卒業してきてるから、もう少し文字が多めの本で何かないかな?』という方にお薦め。
ストーリーもやさしく、動物が出てくるので、読み聞かせができている子なら2歳まえでも良いと思います。


雪が降った日の動物たちは、どんなきもちでしょう。寒くていじけているのでしょうか。いえいえ、毛皮をまとって暖かいのはからだだけではありません。いつでもやさしい気持ちですごしているのです。そんなことを感じずにはいられない何度でもページをめくりたくなる作品です。よく見ると、おどろきの小業のつまった挿絵の妙も見逃せません。大人でもこっそりバッグにしのばせて
だれかとページをめくってみてはいかがでしょうか。



ニックネーム momo at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供読み聞かせ絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月31日

あな

あな (こどものとも傑作集 (63))
谷川 俊太郎, 和田 誠


商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介
日曜日の朝、何もすることがなかったので、ひろしは穴を掘りはじめた。誰のものでもない、自分だけの穴……。子どもも大人も引き込んでしまう世界です。


レビュー
淡々と進んでいく物語。絵本と言うよりは哲学書のようです。我家の2歳児は何が面白いのか何度も読んでとせがみます。どちらかというと、お父さんが読み聞かせるのにいい本だと思います。大人もはまる考えさせる本です。
 とにかく谷川さんと和田さんのコンビが素晴らしく、絵本として子供だけが読むのはもったいないです。是非、大人に読んでもらいたいと思います。


主人公が穴を掘っていきます。その姿を見に来た人たちはそれぞれの
立場から主人公に問いかけ、また主人公と穴を掘る作業の関係を
変えようとします。でも主人公はただもくもくと穴を掘ります。
嘘がない作品という感じがします。主人公が自分自身のために妥協を
せず穴を掘る姿になぜか救われる思いです。


字数が少なく、まさに絵本といった感じの絵本。
そして絵をフルに生かした、まさに絵本の中の絵本といった印象を受ける絵本。
ちょっとひねくれた主人公が、ひたすら穴を掘るだけの話しなのだが、そこには哲学と言えるほどの深みがある。
子供は小さな哲学者。お子様にプレゼントするのに、とてもお薦めできる本だと思う。


表参道の某所で見つけて購入したのだが、実に良い。ロマンを感じる絵本だ。大人が読むと妙に納得できる。そしてまた、子どもも。うちの娘がまだ字が読める前に読んでやったのだが、くり返し読んでくれとせがみ、全文暗記してしまったほどだ。読み聞かせに是非おススメの1冊。




ニックネーム momo at 04:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 子供読み聞かせ絵本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

 

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posted by 269g